刺抜・差抜(読み)さしぬく

精選版 日本国語大辞典 「刺抜・差抜」の意味・読み・例文・類語

さし‐ぬ・く【刺抜・差抜】

[1] 〘他カ五(四)〙 (刺抜) 刺して反対側までつきぬかせる。刺し通す。刺し貫く。〔観智院本名義抄(1241)〕
[2] 〘自カ下二〙 (差抜) (「さし」は接頭語) 抜ける。離れ出る。抜け出る。
評判記色道大鏡(1678)一「番々を定め、役義にかかりゐる舟のさしぬけて所用を達するなどを、ぬけ舟つかふといふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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