削・剥・脱(読み)はつる

精選版 日本国語大辞典 「削・剥・脱」の意味・読み・例文・類語

はつ・る【削・剥・脱】

[1] 〘他ラ四〙
① 皮などをはぐ。そぎ落とす。へずる。
新訳華厳経音義私記(794)「剥皮 上波川流(ハツル)
※雲形本狂言・地蔵舞(室町末‐近世初)「切てなり共、はつってなり共とらせられい」
口銭をとる。上前をはねる。
[2] 〘自ラ四〙 (脱) ぬけ落ちる、外れる意か。
霊異記(810‐824)中「枯れたる松に登り、脱(ハツリ)て落ち死にき〈国会図書館本訓釈 松脱 ハツリキ〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android