削・枌(読み)そぎ

精選版 日本国語大辞典 「削・枌」の意味・読み・例文・類語

そぎ【削・枌】

〘名〙 (古くは「そき」。動詞「そぐ(削)」の連用形名詞化) =そぎいた(削板)
正倉院文書‐天平宝字六年(762)二月九日「其所作扉一枚、温船板并蘇岐(ソキ)等令持発一レ遣、宜承知
林泉集(1916)〈中村憲吉〉椿「しみじみと日の降る屋根に人ひとり紺に匂ひて枌(ソギ)(ふ)きゐるも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android