副使・添使(読み)そえづかい

精選版 日本国語大辞典 「副使・添使」の意味・読み・例文・類語

そえ‐づかい そへづかひ【副使・添使】

〘名〙
※九冊本宝物集(1179頃)二「小野篁は常嗣宰相の遣唐使につかはされる時、そへつかひにて渡りけるに」
② (添使) 訴訟人に付き添って受訴裁判所に出頭する使者。江戸時代、他支配・他領の者を相手どって幕府裁判所に出訴するときは、原告の属する支配者(領主・地頭・代官寺社など)に願い出て、受訴裁判所にその訴状を進達してもらわねばならなかったが、支配者が大名の場合、その訴状進達のため、口上書を持たせてつかわした使者。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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