力付(読み)ちからづく

精選版 日本国語大辞典 「力付」の意味・読み・例文・類語

ちから‐づ・く【力付】

[1] 〘自カ五(四)〙
① 力が身につく。力が加わる。〔文明本節用集(室町中)〕
※今弁慶(1891)〈江見水蔭発端「十五歳に成りし時は益々力(チカラ)づき」
② 勢いづく。勇気づく。気力がつく。元気になる。健康になり始める。
※天草本平家(1592)三「ムネモリ コノ ヒトビト ヲ ヲミツケ アッテ カラ、チット chicarazzuite(チカラヅイテ)
[2] 〘他カ下二〙 ⇒ちからづける(力付)

ちから‐づ・ける【力付】

〘他カ下一〙 ちからづ・く 〘他カ下二〙 元気になるようにはげます。勇気づける。〔羅葡日辞書(1595)〕
春潮(1903)〈田山花袋〉九「兄もよくそう言って力付けて呉れますけれど」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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