加藤 泰安(読み)カトウ タイアン

20世紀日本人名事典 「加藤 泰安」の解説

加藤 泰安
カトウ タイアン

昭和期の登山家 日本山岳会名誉会員;不二音響相談役。



生年
明治44(1911)年

没年
昭和58(1983)年4月24日

出生地
東京

経歴
戦前の京大時代は白頭山登頂、興安嶺、内蒙古遠征など何回も大陸に渡った。戦後は昭和28年の第一次マナスル隊副隊長、33年の京大隊チョゴリザ、37年のサルトロ・カンリなどにも副隊長として参加、ニューギニア中央高地の学術調査に貢献するなど、戦前、戦後を通じて日本山岳会の指導的役割を果たした。井上靖小説「あしたくる人」のモデルともいわれる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android