劣なし・怯なし(読み)おじなし

精選版 日本国語大辞典 「劣なし・怯なし」の意味・読み・例文・類語

おじ‐な・し をぢ‥【劣なし・怯なし】

〘形ク〙
① 劣っている。拙劣である。
※続日本紀‐神護景雲三年(769)一〇月一日・宣命「先の人は謀乎遅奈(ヲヂナシ)、我は能くつよく謀りて必ず得てむ」
② 弱い。弱々しい。意気地ない。
書紀(720)雄略五年二月(前田本訓)「舎人、性(ひととなり)懦弱(オチナクよわ)くして、樹に縁(よ)り、失色(おむあやま)り、五情无主(こころおぞげ)なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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