勝・優(読み)すぐれる

精選版 日本国語大辞典 「勝・優」の意味・読み・例文・類語

すぐ・れる【勝・優】

〘自ラ下一〙 すぐ・る 〘自ラ下二〙
① 能力、技量容姿、物の価値などが他よりまさる。他よりひいでる。抜きんでる。
霊異記(810‐824)中「我が先に設けしより佐(スグレタリ)。〈国会図書館本訓釈 佐 スクレタリ〉」
※大鏡(12C前)二「和謌の上手、管絃の道にもすぐれ給へりき
② (ふつう、打消を伴って用いる) よい状態である。好ましい状態である。
(イ) 気分、調子などがよい。すこやかである。
書紀(720)安康即位前一二月(図書寮本訓)「今妾(やつこ)等、顔(かほ)色秀(スクレ)ず」
(ロ) 天気などが気持よく晴れわたる。よい天気になる。

すぐ・る【勝・優】

〘自ラ下二〙 ⇒すぐれる(勝)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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