化粧回・化粧褌(読み)けしょうまわし

精選版 日本国語大辞典 「化粧回・化粧褌」の意味・読み・例文・類語

けしょう‐まわし ケシャウまはし【化粧回・化粧褌】

〘名〙
相撲で、十両以上の力士土俵入りなどの際に用いる、飾りのある前垂(まえだれ)のついたまわし。宝暦一七五一‐六四)頃から土俵入り専門に作られ始め、繻子(しゅす)緞子(どんす)などの地に美しい絵模様を刺繍し、縁飾りがついている。紀州回(きしゅうまわし)
※雑俳・後の栞(1816)「二代目で・細字に過た化粧まわし
競技に出場する牛や犬などにつける、飾りのある前垂のついたまわし。
闘牛(1949)〈井上靖〉「牛を神戸に降ろしたら飛びきり派手な化粧廻しをさせて、神戸の街から西宮まで練り歩かせ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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