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北海道函館市 はこだて〈し〉

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日本の地名がわかる事典の解説

〔北海道〕函館〈市〉(はこだて〈し〉)


北海道南西部にある市。
渡島(おしま)半島南東部の亀田半島を占め、東・南・北の三方が太平洋・津軽海峡に面する。2004年(平成16)、亀田郡の戸井町、恵山町、椴法華(とどほっけ)村と茅部郡南茅部町を編入して現在の姿となる。2005年(平成17)中核市に指定。道南の行政・産業・文化の中心で、渡島総合振興局の所在地。JR函館本線、江差線が通じ、市内には路面電車が走る。重要港湾の函館港は天然の良港で、港を中心とする旧函館市域は15世紀中ごろから蝦夷地経営の拠点となり、江戸時代中期には松前藩の番所、1802年(享和2)には幕府の箱館(はこだて)奉行がおかれた。54年(安政1)下田とともに日本最初の開港場に指定され、明治期まで貿易港として発展。戊辰(ぼしん)戦争では五稜郭(りょうかく)の戦いの舞台となった。北洋漁業の基地であったが200海里問題などにより衰退。現在はイカ・コンブワカメなどの水揚げがある。水産物などの食品加工業が発達。臨海部に金属・機械などの工場があるほか、IT関連企業も進出。
函館山にはロープウエーが通じ、陸繫(りくけい)島の砂州の上に広がる市街の夜景は絶景。五稜郭は日本初の洋式城郭で、国の特別史跡に指定。市街にハリストス正教会・トラピスチヌ修道院など歴史的建造物が多くある。函館港から本州の青森港・大間(おおま)港へフェリーが運航。青函(せいかん)トンネルの開通により、青函連絡船は1988年(昭和63)廃止された。函館空港は国内線のほか、韓国の仁川(インチョン)に定期便を運航。湯の川・川汲(かっくみ)・恵山・磯谷・水無海浜(みずなしかいひん)などの温泉が湧く。東部は高原植物の宝庫恵山(えさん)(標高618m)を中心に恵山道立自然公園に属し、景勝地が多い。著保内野(ちょぼないの)遺跡から出土した中空土偶(縄文時代)は国宝に指定されている。

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