北海道旭川市(読み)あさひかわ〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔北海道〕旭川〈市〉(あさひかわ〈し〉)


北海道中部、石狩川上流の上川盆地に位置する市。
道内では札幌市に次ぐ大都市。1891年(明治24)から屯田兵による開拓が始まり、1900年(明治33)、近文(ちかぶみ)地区に第7師団が移転し軍都として発展。道東・道北と道央を結ぶ鉄道・道路網の結節点にあたり、上川盆地の開拓の進展とともに商工業都市に成長。2000年(平成12)中核市に指定。酒造・食品加工・木工・紙パルプ工業が発達、とくに家具製造で知られる。電機・機械工場も進出。道北・道東にかけての広大な商圏を背景に、商業が盛ん。
大雪山(だいせつざん)国立公園の玄関口にあたり、西郊の石狩川流域に神居古潭(かむいこたん)の景勝がある。川村カ子ト(かわむらかねと)アイヌ記念館・優佳良織(ゆうからおり)工芸館・国際染織美術館など文化施設が多い。中原悌二郎(なかはらていじろう)記念旭川市彫刻美術館は旧旭川偕行社の建物を利用しており、建物じたいが国の重要文化財に指定されている。JR函館本線・宗谷(そうや)本線・石北(せきほく)本線・富良野線が集中する鉄道交通分岐点。道央自動車道・国道12号ほか幹線道路が集まる。南隣の東神楽町との境にある旭川空港で、東京・大阪・名古屋・韓国と結ぶ。ペンギン・アザラシ・シロクマなどの行動展示で知られる旭山動物園があり、観光客に人気。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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