十三湊(読み)じゅうさんみなと

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

十三湊(じゅうさんみなと)
じゅうさんみなと

青森県北西部、五所川原市(ごしょがわらし)の十三湖にあった港。「十三」の読みは、中世には「とさ」、近世以降「じゅうさん」と読む。正和(しょうわ)年間(1312~1317)に安東氏が相内(あいない)に福島城を築き、十三湖全体を港湾として利用し、津軽地方最大の港であった。室町時代の廻船式目(かいせんしきもく)に三津七湊(さんしんしちそう)の一つに数えられ、北陸から九州方面まで交通した。近世には、青森、鰺ヶ沢(あじがさわ)、深浦(ふかうら)とともに弘前(ひろさき)藩の四浦の一つであったが、1672年(寛文12)からは岩木川水運と鰺ヶ沢の中継港となった。河口は土砂堆積(たいせき)により船の出入りが困難になり、明治以降は港の機能を失った。[横山 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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