十寸見河東(9世)(読み)ますみかとう[きゅうせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十寸見河東(9世)」の意味・わかりやすい解説

十寸見河東(9世)
ますみかとう[きゅうせい]

[生]文化4(1807).江戸
[没]明治4(1871).3.20. 東京
河東節家元江戸太夫河東ともいう。伊東姓。4世山彦河良門弟。3世山彦秀次郎,2世山彦紫存,2世十寸見東觚を経て,嘉永5 (1852) 年に5世十寸見河丈 (かじょう) となり,9世家元を名のったが,苦情が出たので翌々年剃髪して可慶と号す。没後9世河東を追贈代表作『葵の上』『掛物揃』など。

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世界大百科事典(旧版)内の十寸見河東(9世)の言及

【熊野】より

西沢一鳳の《皇都午睡》に,著者が山田検校のこの曲の演奏を聞きたがったことが記されている。(3)河東節 9世十寸見河東および5世山彦河良作曲。1849年(嘉永2)初演。…

※「十寸見河東(9世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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