千歳[市](読み)ちとせ

百科事典マイペディア 「千歳[市]」の意味・わかりやすい解説

千歳[市]【ちとせ】

北海道石狩平野南部の市。1958年市制。市街札幌市街の南東約45km,新千歳空港があり,千歳線が通じ石勝線が分岐し,道央自動車道,道東自動車道,国道36号線が通じる。西部支笏(しこつ)湖東部馬追丘陵がある。農業米作畑作酪農が行われる。工業では1989年道央テクノポリスに指定され,IC,電気機器などの生産が盛んである。支笏湖から流出する千歳川にはサケ・マスの孵化(ふか)場がある。陸上自衛隊,航空自衛隊の基地がある。1961年に民間航空路線が開設された千歳空港は,1986年その東側に新千歳空港が新設されてからは自衛隊用の千歳飛行場となった。新千歳空港は国内線27,国際線3の路線が就航,1994年には24時間空港となって,北海道の玄関口として重要な役割を果している。594.50km2。9万3604人(2010)。

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