南郷 次郎(読み)ナンゴウ ジロウ

20世紀日本人名事典 「南郷 次郎」の解説

南郷 次郎
ナンゴウ ジロウ

明治〜昭和期の柔道家,海軍少将 講道館館長(2代目)。



生年
明治9年12月21日(1876年)

没年
昭和26(1951)年3月5日

出生地
東京

学歴〔年〕
海兵(第26期)〔明治31年〕卒

経歴
嘉納塾で叔父・嘉納治五郎の指導を受け、明治15年講道館入門。31年海兵卒業、35年海軍中尉として遠洋航海の途、メルボルンで柔道を実演、“ジュードー”の名を流布させた。大正11年少将、佐世保防備隊司令となり、春日・香取艦長、依仁親王付武官、軍令部先任副官なども務めた。昭和13年第2代講道館長となり、少年部、女子部の強化、高等柔道教員養成所を開設、海外普及などに努め、21年引退。講道館3段。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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