南風原町(読み)はえばるちよう

日本歴史地名大系 「南風原町」の解説

南風原町
はえばるちよう

面積:一〇・七二平方キロ

沖縄島南部に位置し、北から西は那覇市、西から南は豊見城とみぐすく市、南は東風平こちんだ町、東は大里おおざと村・与那よなばる町、北は中頭郡西原にしはら町。地形国場こくば川流域に沿って発達した谷底低地と丘陵とが互いに交錯する波浪状の断層地形をなしている。地層は首里に続く北部の丘陵が琉球石灰岩、中南部の丘陵が島尻層群泥岩からなる。沖縄自動車道那覇インターチェンジ、那覇空港自動車道の南風原北・南風原南のインターチェンジがあり、国道三二九号と五〇七号、ほかに六本の県道縦横に走る。古琉球期から近世初期にかけては南風原間切として位置付けられ、御持間切の一とされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南風原町」の意味・わかりやすい解説

南風原〔町〕
はえばる

沖縄県沖縄島南部,那覇市の東に接する町。1980年町制。町名は近世以来の間切(まぎり。行政区画)名による。サトウキビ野菜栽培酪農が行なわれる。琉球絣特産。那覇市の発展により,住宅地化が進んでいる。沖縄自動車道,国道329号線,507号線が通る。面積 10.76km2人口 4万440(2020)。

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