危機遺産リスト

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

危機遺産リスト

日本ユネスコ協会連盟によると、災害や紛争、過度な開発などの要因で世界遺産としての価値が危機的な状況になった場合、国際社会として守っていくために作られたリスト。現在の世界遺産981件のうち、危機遺産リストに登録されたのは、アフガニスタンの「バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群」など44件。04年に世界遺産に登録されたドイツの「エルベ渓谷」は渋滞緩和のために住民投票で決まった橋の建設計画が景観破壊になるとして、06年に危機遺産リストに登録。建設が始まった09年、世界遺産から削除された。ガラパゴス諸島(エクアドル)のように、一度、危機遺産リストに登録された後、危機を脱したとしてリストから外された例もある。

(2014-01-25 朝日新聞 夕刊 1総合)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

今日のキーワード

栄典制度

社会に対する功労者の栄誉を表彰するために国法上与えられる特殊な地位に関する制度。大日本帝国憲法時代には,爵,位,勲章および褒章があり,その授与は天皇の大権事項であった(15条)。日本国憲法下にいたって...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

危機遺産リストの関連情報