原 太郎（読み）ハラ タロウ

20世紀日本人名事典

原 太郎
ハラ タロウ

昭和期の作曲家,演出家 わらび座主宰。

生年

明治37(1904)年3月25日

没年

昭和63(1988)年11月15日

出生地

兵庫県神戸市

学歴〔年〕

東北帝大法文科〔昭和6年〕卒

経歴

戦後、日本共産党に入党。昭和23年移動音楽隊・海つばめを結成、24年ポプラ座と改称。28年民族歌舞団・わらび座と改称して秋田県田沢湖畔に本拠を置く。民謡と踊りを中心として農村部を回って成功を収め、48年に1000人収容の劇場を建設。劇団員は300人を数え、独特の共同体生活を続けた。代表演出作に「炎の島」「東北の鬼」など。著書に「原太郎芸術論集」(全3巻)「花伝書考」「私の青春日記抄」など。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）