原始・元始(読み)げんし

精選版 日本国語大辞典 「原始・元始」の意味・読み・例文・類語

げん‐し【原始・元始】

〘名〙
① おおもと。はじめ。おこり。
源平盛衰記(14C前)四五「思其元始(ゲンシ)已に彼の社に在り」
※撃剣叢談(1843)一「我国劔術の原始を考ふるに」 〔易経‐繋辞下〕
② 自然のままで人の手が加えられてないこと。自然に近いもとのすがた。原初
空知川岸辺(1902)〈国木田独歩〉三「原始(ゲンシ)の大深林を忍びやかに過ぎゆく時雨

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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