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原発の核分裂

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

原発の核分裂

原発の核燃料に含まれるウラン235などは中性子を取り込むと原子核が分裂し、大きなエネルギーと新たな中性子を放出する。中性子は原子炉内の水にぶつかってウランに取り込まれやすい速度に減速し、次の核分裂を起こす。水温が低く水の密度が高いと中性子が減速されやすく核分裂が促される。核分裂は中性子を吸収する制御棒で加減する。停止時には燃料の間に挿入され運転時は引き抜かれる。北陸電力志賀原発1号機で99年、制御棒が3本脱落して起きた臨界事故では、周囲に新しい燃料もあり、停止中で水温も低かったため、臨界になりやすかったと見られている。

(2007-04-06 朝日新聞 朝刊 科学1)

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