厳打

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

厳打

中国では80年代初め、文化大革命(66年~76年)で農村に下放された大量の若者らが都市部に一挙に戻り、就職難もあって治安が悪化した。当時の最高実力者、トウ小平の「穏健な手法で問題は解決しない」とのツルの一声で83年、大がかりな治安強化運動「厳打」が始まった。1年間の逮捕者は102万人。2万4千人が死刑になったと伝えられる。「流氓罪」の名目の下、恋人とのけんかに対して懲役4年などの極端な刑が乱発された。大半の受刑者はすでに釈放されたとされるが、最近も、最後の摘発があった86年に逮捕された受刑者が出所したと伝えられるなど、多くの人々の人生が狂わされ続けている。

(2011-02-09 朝日新聞 朝刊 2外報)

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