反故染・反古染(読み)ほぐぞめ

精選版 日本国語大辞典 「反故染・反古染」の意味・読み・例文・類語

ほぐ‐ぞめ【反故染・反古染】

〘名〙
手紙などの反故に擬して、文字を染め出した模様。また、その布帛。ほうぐぞめ。ほうごぞめ。ほごぞめ。
浮世草子五箇の津余情男(1702)四「反古ぞめのうしろ帯ひっかけ結びに」
刺青(いれずみ)をいう。
※雑俳・柳多留‐一〇一(1828)「二の腕を反古染にして二十七」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android