精選版 日本国語大辞典 「取回・取廻」の意味・読み・例文・類語
とり‐まわし ‥まはし【取回・取廻】
〘名〙
① 身のこなしや風体。たちいふるまい。
② とりなし。処置。とりあつかい。
※日葡辞書(1603‐04)「カノ ヒトノ torimauaxiga(トリマワシガ) ハヤイ、または、ヲソイ」
とり‐まわ・す ‥まはす【取回・取廻】
〘他サ四〙
① まわりをかこむ。とりまく。
※太平記(14C後)九「敵未(いまだ)取まはし候はねば」
② 手にとってまわす。ひねくりまわす。
※殿暦‐長治二年(1105)正月二五日「挿レ笏取レ筥進二御簾下一〈取廻事如始〉進レ之」
③ ほどよくとりなす。うまく処置する。また、とりそろえる。
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