取越苦労（読み）とりこしくろう

精選版日本国語大辞典「取越苦労」の意味・読み・例文・類語

〘名〙 (「とりこしぐろう」とも) 将来のことをあれこれ考え、むだな心配をすること。取越思案。杞憂(きゆう)。

※人情本・梅之春（1838‐39）四「愛想をつかされまいと、取越苦労(トリコシクラウ)をする心から」

出典　精選版日本国語大辞典精選版日本国語大辞典について　情報

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...