受目・請目(読み)うけめ

精選版 日本国語大辞典 「受目・請目」の意味・読み・例文・類語

うけ‐め【受目・請目】

〘名〙
① 与えられること。もらうこと。
歌舞伎御摂勧進帳(1773)五立切「味噌をあげくにお叱りを、受け目払ひめ二側目」
ばくちで、さいころの目が自分に有利に出ること。また、その目。
※歌舞伎・櫓太鼓鳴音吉原(1866)序幕「思ったよりゃあ余計な金、こいつぁ受目(ウケメ)と出て来たわえ」
③ 借りた金。また、貸した金。
浄瑠璃心中紙屋治兵衛(1778)紙屋「コリャ請目ぢゃ、サァ返して貰はう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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