古堅 盛保(読み)フルゲン セイホ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「古堅 盛保」の解説

古堅 盛保
フルゲン セイホ


職業
歌三線演奏者(安冨祖流)

生年月日
明治15年 5月15日

出生地
沖縄・首里

経歴
亀川殿内支流の古堅家・古堅盛珍の二男。安冨祖流歌三線を父から学び、25歳から金武良仁・伊志嶺朝功に師事する。30歳から金武良仁に同行して各地で演奏活動を行い評判となる。昭和2年安冨祖流絃声会を創設して指導に努める。11年5月東京日本青年館で琉球芸能公演に金武良仁とともに参加。戦時中は大分県に疎開。竹を割ったような性格で、その指導は慎重で厳しさにあふれていた。工工四(くんくんしい)の相違箇所を発見し、修正を加え「古典音楽安冨祖流工工四」を4回にわたって編纂発行した。

没年月日
昭和36年 10月22日 (1961年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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