古惚・古呆(読み)ふるぼける

精選版 日本国語大辞典 「古惚・古呆」の意味・読み・例文・類語

ふる‐ぼ・ける【古惚・古呆】

〘自カ下一〙
① 時がたってきたなくなる。久しい年月にわたって使用し、色がくすんだり、形がくずれたりする。また、盛りをすぎて光沢を失う。ふるぼうける。
※くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉六「古ぼけたスコッチ背広に」
② 時がたって不確かになる。
忘却の河(1963)〈福永武彦〉七「記憶は既に古ぼけていて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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