20世紀日本人名事典 「古泉 千樫」の解説
古泉 千樫
コイズミ チカシ
大正期の歌人
- 生年
- 明治19(1886)年9月26日
- 没年
- 昭和2(1927)年8月11日
- 出生地
- 千葉県安房郡吉尾村細野(現・鴨川市細野)
- 本名
- 古泉 幾太郎(コイズミ イクタロウ)
- 別名
- 別号=沽哉,椎南荘主人,蓑岡老人
- 学歴〔年〕
- 千葉県教員講習所卒
- 経歴
- 早くから「万朝報」などに投稿し、17歳で「心の花」に投稿し、のち「馬酔木」などにも投稿する。伊藤左千夫に師事し、明治41年小学校教師を退職して上京後、「アララギ」の創刊に参加、主要同人となる。ことに斎藤茂吉と親しかった。大正2年中村憲吉との共著「馬鈴薯の花」を刊行。13年「日光」に参加。14年自選歌集「川のほとり」を刊行。15年青垣会を結成し、門下の指導にあたるが歌誌「青垣」の創刊を見ずに死去。他の歌集に「屋上の土」「青牛集」「定本古泉千樫全歌集」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報