精選版 日本国語大辞典 「古里・故郷」の意味・読み・例文・類語
ふる‐さと【古里・故郷】
〘名〙
① 以前、都などがあって栄えたが今はさびれている土地。旧都。旧跡。
※万葉(8C後)四・六〇九「情ゆも我は思はずきまたさらに吾が故郷(ふるさと)に還り来むとは」
③ かつて通ったり住んだりした土地や家。昔なじみの場所。
※紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一一月「見どころもなきふるさとの木立を見るにも、ものむつかしう思ひみだれて」
⑤ (比喩的に) 精神的なよりどころ。
⑥ 女陰の異称。
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