旺文社世界史事典 三訂版 「史 思明」の解説
史 思明
ししめい
唐代の安史の乱の主謀者のひとり
胡人と突厥 (とつけつ) 人との混血児。同郷の安禄山 (あんろくざん) と親しく,ともに6か国語を使い,貿易官となった。のち軍人として戦功を立て,安禄山が挙兵すると河北を攻略し,彼が子の安慶緒に殺されると,唐に帰順して河北節度使となった。758年唐に対して反乱を起こし,安慶緒を倒し,洛陽を陥れ,大燕皇帝と称したが,子の史 朝義に殺された。
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