合手・間手(読み)あいのて

精選版 日本国語大辞典の解説

あい‐の‐て あひ‥【合手・間手】

〘名〙
① 邦楽で、歌と歌との間に楽器だけで演奏する部分。特に長いものは長唄では合方(あいかた)、地唄や箏曲(そうきょく)では手事(てごと)と呼ぶ。琵琶楽では弾法(だんぽう)ともいう。
※仮名草子・恨の介(1609‐17頃)上「今様の三味線を転手(てんじゅ)きりりと押し廻し、糸を調べて甲(かん)を取り、あいのてを弾かせらる」
② 歌や音曲の間にはさむ手拍子や掛声。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前「黄色なそそり節はサイネヱモシの合(アヒ)の手(テ)あり」
③ 会話や物事の進行の間にさしはさまれる別のことばや物事。
※滑稽本・大千世界楽屋探(1817)中「だらにとなへておほぢをさまよふそのあひのてにきこゆるは」
④ あいだ。あい。
※浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)上「里は三筋に、町の名も佐渡と越後のあひの手を、通ふ千鳥の淡路町」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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