吉村 岳城(読み)ヨシムラ ガクジョウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「吉村 岳城」の解説

吉村 岳城
ヨシムラ ガクジョウ


職業
薩摩琵琶奏者

本名
吉村 常寛

生年月日
明治21年 1月1日

出生地
東京

学歴
早稲田大学

経歴
明治41年早大在学中、薩摩琵琶名人の木上武次郎の門に入った。大正初の錦心流琵琶など、つやっぽいものが流行する中、士風の琵琶を堅持して独特の豪放な弾風を起こし、全国普及に尽力した。生業は琵琶の製作で、多くの名器を残した。作詞に「光秀最期」「大塔宮」「西光」があり、また城山会を結成して後進を指導、門弟に西田岳仙、伊藤岳英らがいる。著書に「琵琶読本」。

没年月日
昭和28年 7月27日 (1953年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「吉村 岳城」の解説

吉村 岳城
ヨシムラ ガクジョウ

明治〜昭和期の薩摩琵琶奏者



生年
明治21(1888)年1月1日

没年
昭和28(1953)年7月27日

出生地
東京

本名
吉村 常寛

学歴〔年〕
早稲田大学

経歴
明治41年早大在学中、薩摩琵琶名人の木上武次郎の門に入った。大正初の錦心流琵琶など、つやっぽいものが流行する中、士風の琵琶を堅持して独特の豪放な弾風を起こし、全国普及に尽力した。生業は琵琶の製作で、多くの名器を残した。作詞に「光秀の最期」「大塔宮」「西光」があり、また城山会を結成して後進を指導、門弟に西田岳仙、伊藤岳英らがいる。著書に「琵琶読本」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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