吉田文三郎(2世)(読み)よしだぶんざぶろう[にせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吉田文三郎(2世)」の意味・わかりやすい解説

吉田文三郎(2世)
よしだぶんざぶろう[にせい]

[生]享保17(1732)
[没]寛政2(1790)
人形遣い。1世吉田文三郎の子。八太郎,文吾,三郎兵衛を経て,宝暦 11 (1761) 年2世を襲名。宝暦~天明年間 (51~89) に竹本座その他で活躍。また作者としても父の名吉田冠子を継ぎ,明和5 (1768) ~同7年には,江戸肥前座で玉泉堂新作上演。外記座では福内鬼外の『神霊矢口渡』の作を助けたといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android