20世紀日本人名事典 「吉田 五十八」の解説
吉田 五十八
ヨシダ イソヤ
昭和期の建築家 東京芸術大学名誉教授。
- 生年
- 明治27(1894)年12月19日
- 没年
- 昭和49(1974)年3月24日
- 出生地
- 東京市日本橋区(現・東京都中央区)
- 旧姓(旧名)
- 太田
- 学歴〔年〕
- 東京美術学校(東京芸術大学)建築科〔大正12年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日本芸術院賞〔昭和26年〕,文化勲章〔昭和39年〕
- 経歴
- 太田胃腸薬本舗・太田信義の五男に生まれ、吉田家の養子となる。大正12年から2年間欧米に留学。帰国後、平安期の日本建築とくに数寄屋建築を近代建築に生かす努力を続け、“吉田流数寄屋”と呼ばれる独自の近代数寄屋を創始した。昭和21年東京美術学校(現・東京芸術大学)教授に就任。37年退官、以後設計活動に専念。38〜43年皇居新宮殿造営顧問。39年文化勲章受章。主な作品に「小林古経邸」「杵屋六左衛門別邸」「新喜楽」「山口蓬春画室」「梅原龍三郎邸」「日本芸術院会館」「五島美術館」「岸邸」など。著書に「吉田五十八建築作品集」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報