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吊る・釣る・攣る・痙る つる

大辞林 第三版の解説

つる【吊る・釣る・攣る・痙る】

( 動五[四] )
(他動詞)
上で支えて下へ垂れ下げる。 「蚊帳を-・る」 「棚を-・る」
物の端を固定して高い所にかけ渡す。 「ハンモックを-・る」 「橋を-・る」
相撲で、両手で相手のまわしを引き相手の体をつり上げて両足が土俵から離れた状態にする。 《吊》 「土俵際に-・って出る」
釣り針をつけた糸を垂らして魚をとる。 《釣》 「フナを-・る」
わなやおとりでけものや虫をとらえる。 《釣》 「トンボを-・る」 「この年月狐を-・る程に/狂言・釣狐」
相手の気を引いたり、気に入るようなことをしたりして、こちらの望みどおりの行動をとらせる。 《釣》 「甘言で-・って契約させる」
かごをかく。 「女中駕籠-・らせて/浮世草子・五人女 1
(自動詞)
(多く「攣る」「痙る」と書く)筋肉などが痙攣けいれんする。ひきつる。 「ふくらはぎが-・る」 「足が-・る」
(「攣る」とも書く)縫ったあとが引っぱられた状態になる。 《吊》 「ミシンの上糸が-・っている」
引っぱられたように上を向く。 《吊》 「目の-・った人」
系図を書く。系統づける。 「実清卿の子と為し之を-・る/実隆公記」
[可能] つれる
( 動下二 )
[表記] つる(吊・釣・攣
「吊る」は“物にかけて下げる。高くかけ渡す”の意。「蚊帳かやを吊る」「ハンモックを吊る」「棚を吊る」「重りを吊り下げる」  「釣る」は“釣り針で魚をとる。巧みに人を誘う”の意。「フナを釣る」「海老えびで鯛を釣る」「甘言で釣る」  「攣る」は“筋肉がひきつって痛む”の意。「痙る」とも書くが、仮名書きが普通。「ふくらはぎが攣る」「顔が引き攣る」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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