同形律(読み)どうけいりつ

百科事典マイペディア 「同形律」の意味・わかりやすい解説

同形律【どうけいりつ】

互いに同形で,混晶をつくることのできる物質は,化学構造も同じであることが多い,という法則。1819年E.ミッチェルリヒによって示された。K2SO4とK2SeO4,KClO4とKMnO4,KH2PO4とKH2AsO4などがその例。ただし化学的に似ていても同形でないものもあり,また逆に化学的に似ていなくても同形のものもある。
→関連項目ミッチェルリヒ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

法則の辞典 「同形律」の解説

同形律【law of isomorphism】

ミッチェルリッヒの同形律*とも呼ばれている.同形の法則*参照

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android