吠陀・吠咜(読み)ベーダ

精選版 日本国語大辞典 「吠陀・吠咜」の意味・読み・例文・類語

ベーダ【吠陀・吠咜】

〘名〙 (Veda 知識の意) アーリア人のもたらしたインド最古の宗教聖典。その権威を根元的なものとして認めることがヒンドゥー教の基本条件とされる。実質的には長くバラモン独占に帰した。紀元前十数世紀から約一千年かかって成立し、インドの宗教・哲学文学の源をなしている。リグベーダ、ヤジュル‐ベーダ、サーマ‐ベーダ、アタルバ‐ベーダの四ベーダから成る。韋陀(いだ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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