和歌山県和歌山市(読み)わかやま〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔和歌山県〕和歌山〈市〉(わかやま〈し〉)


和歌山県北西部の市。
紀ノ川下流域の和歌山平野に位置し、紀伊水道に面する。県庁所在地で、県の行政・産業・文化の中心。1997年(平成9)4月より中核市。JR紀勢(きせい)本線・和歌山線、南海電鉄加太線、阪和自動車道などが通じる。1585年(天正13)、豊臣秀吉が紀州を平定、弟秀長に和歌山城を構えさせた。江戸時代は徳川御三家の一つ、和歌山藩55万5000石の大城下町として繁栄。現在は鉄鋼・化学を主とする重化学工業が盛ん。和歌山北港周辺に住友金属工業和歌山製鉄所の大工場がある。綿ネル・ニット生地などの繊維工業、製材・木工業、皮革加工などの伝統産業も活発。紀州漆器・紀州箪笥は国の伝統的工芸品に指定。岩橋千塚(いわせせんづか)古墳群は国の特別史跡で周辺は紀伊風土記の丘として整備されており、資料館や万葉植物園、復元された竪穴式住居などがある。国の史跡である和歌山城は公園化され、市民の憩いの場となっている。和歌浦(わかのうら)は古くから和歌に詠まれた景勝地で、対岸にはサクラの名所の紀三井寺(きみいでら)がある。和歌浦湾内に人工島和歌山マリーナシティがあり、温泉やリゾート施設が建ち並ぶ。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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