唱道・唱導(読み)しょうどう

精選版 日本国語大辞典 「唱道・唱導」の意味・読み・例文・類語

しょう‐どう シャウダウ【唱道・唱導】

〘名〙
① (唱導) 仏語
(イ) (━する) 教えを説いて、人を導くこと。説教法談などを行なうこと。
伝光録(1299‐1302頃)梁山和尚「呼長老唱導の師とす」
※円照上人行状(1302)「親父厳寛大法師者当時抜群之唱導焉」
口伝鈔(1331)上「安居院の法印聖覚を唱導として〈略〉、これをまふしみだらるべきよし敕請あり」
② (━する) さきだちとなってとなえること。率先して言い出すこと。また、となえ導くこと。称道
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一「善人君子の言行録、最も他人を輔助し、倡導(〈注〉ミチビキ)し、勧励することなれば」 〔後漢書‐荀爽伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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