問注・問註(読み)もんちゅう

精選版 日本国語大辞典 「問注・問註」の意味・読み・例文・類語

もん‐ちゅう【問注・問註】

〘名〙 (「もんぢゅう」とも。問うて注(しる)す意) 原告被告とを取り調べて、両者の言い分をしるすこと。また、訴訟対決裁判
朝野群載‐六・応徳二年(1085)四月一四日・官庁問注記「問注太宰府貢物使田口為友并藤井国方等申詞記」
※米沢本沙石集(1283)三「我と問注(モンチウ)にまけて返りしかば」
易林本節用集(1597)「問註 モンヂウ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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