普及版 字通 「喚(漢字)」の読み・字形・画数・意味
喚
常用漢字 12画
[字訓] よぶ・わめく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は奐(かん)。〔説文新附〕二上に「(よ)ぶなり」とする。奐に大きく開き散ずる意があり、叫喚の声をいう。
[訓義]
1. よぶ、まねく。
2. わめく、なきわめく。
3. また・に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕喚 サケブ・メス・ヨバフ・ヨブ
[語系]
喚・・・(歓)・xuanは同声。・・は歓喜のとき、(かん)は(かん)(巫祝)の象に従い、祈るときの声。喚は奐(分の象)に従い、産声をいう字であろう。
[熟語]
喚雨▶・喚応▶・喚客▶・喚起▶・喚叫▶・喚作▶・喚質▶・喚取▶・喚唱▶・喚審▶・喚醒▶・喚声▶・喚鉄▶・喚頭▶・喚問▶
[下接語]
起喚・急喚・叫喚・狂喚・呼喚・召喚・招喚・人喚・酔喚・宣喚・大喚・馳喚・長喚・勅喚・追喚・通喚・万喚・要喚・遥喚・来喚・連喚
21画
(異体字)喚
12画
[字訓] よぶ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(かん)。〔説文新附〕二上喚字条に「(よ)ぶなり」とあり、は喚の或る体の字。また(かん)とも声義が近く、は巫が狂呼して祈る意の字である。
[訓義]
1. よぶ、わめく。
2. かまびすしい、やかましい。
[熟語]
▶・呼▶・噪▶・流▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報