喜佐古・細螺・扁螺(読み)きさご

精選版 日本国語大辞典 「喜佐古・細螺・扁螺」の意味・読み・例文・類語

きさ‐ご【喜佐古・細螺・扁螺】

〘名〙 ニシキウズガイ科の巻き貝。北海道南部以南の主に外洋浅海の砂底に群生する。そろばんの玉形で、殻径約二センチメートル。殻は厚く堅い。殻表は光沢があり、青黒色と黄色の絣(かすり)模様のものが多い。肉は食用にされるが苦味がある。殻は貝細工材料おはじきなどに用いられる。しただみ。ぜぜがい。いしゃらがい。きしゃご。《季・春》 〔易林本節用集(1597)〕
滑稽本浮世風呂(1809‐13)三「お店の衆ときさごの道中双六を致さうか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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