精選版 日本国語大辞典 「四手・垂」の意味・読み・例文・類語
しで【四手・垂】
〘名〙 (動詞「しず(垂)」の連用形の名詞化。「四手」はあて字)
※神楽歌(9C後)韓神「〈末〉皆人の 志天(シテ)は栄ゆる 大直毘 いざ我がともに 神の坂まで」
※甲陽軍鑑(17C初)品三八「立物、鑓験并朱四手(デ)等、如二累年一不レ可二相違一肝要候」
③ カバノキ科の落葉高木。アカシデ、イヌシデ、クマシデ、サワシバなどの総称。特にアカシデをさして用いることもある。早春、葉に先だって枝先から四手に似た雄花穂をたらすのでいう。材は堅く、洋家具、細工、薪炭材などに使う。しでのき。〔生物学語彙(1884)〕
④ 植物「ざいふりぼく(采振木)」の異名。
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