四・一六事件(読み)よんいちろくじけん

世界大百科事典 第2版の解説

よんいちろくじけん【四・一六事件】

1929年の共産党弾圧事件。前年の三・一五事件の一斉検挙から逃れた渡辺政之輔鍋山貞親市川正一らは党組織の再建をはかり,相つぐ中間検挙のなかで,《赤旗》の再刊や中国侵略反対,治安維持法改悪阻止などの運動を繰り広げつつ,臨時指導部を経て,29年3月には中央指導部を設立した。三・一五事件後,治安維持法を改悪するとともに特高警察網を全国に張りめぐらし,視察取締りを厳重化していた取締り当局は,党の再建を察知し,内偵を進めた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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