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回る・廻る まわる

大辞林 第三版の解説

まわる【回る・廻る】

( 動五[四] )
物体が、ある点や軸を中心にして、円形の軌跡を描くように動く。回転する。 「風車かざぐるまがくるくる-・る」 「扇風機が-・っている」
物の周囲に沿って円を描くように動く。縁を伝う。 「地球は太陽のまわりを-・っている」 「風が西から北へ-・る」
何か所かを順に移動して、出発点に戻る。また、順に従って移る。 「ヨーロッパ五か国を-・る」 「回覧板が-・る」 「書類が経理課に-・る」 「汝は洛中を-・り隠れもなき鰯売り/御伽草子・猿源氏」
遠回りの道をとって行く。 「急がば-・れ」 「橋へ-・れば人が知る/閑吟集」
直接行かないで別の所に寄る。 「得意先を-・ってから会社に行く」 「帰りに図書館に-・る」
別の位置・立場に移る。 「裏方に-・る」 「敵に-・る」
番・時期などが順に移る。 「掃除当番が-・ってくる」
ある範囲に行き渡る。広がる。 「毒が-・る」 「手が-・る」
十分にはたらく。 「舌が-・らない」 「知恵が-・る」
(時計の針が通り過ぎることから)その時刻を過ぎる。 「五時を-・る」
資金が利息を生む。 「五分で-・る」
やり繰りができる。 「 - ・らぬ暮し常なれど/人情本・梅児誉美 4
遊里で、遊女などが客の気に入るように努める。 「さのみ物もつかはぬ男に-・りておもしろがるに/浮世草子・置土産 5
動詞の連用形の下に付いて、そのあたりを…しながら移動する、…をして歩くなどの意を表す。 「うわさを触れ-・る」 「探し-・る」 〔「回す」に対する自動詞〕
[可能] まわれる
[慣用] 気が- ・手が- ・手が後ろに- ・目が- ・焼きが- / 首が回らない ・付けが回って来る
[句項目]

もとおる【回る・廻る】

( 動四 )
同じ場所をぐるぐるまわる。徘徊はいかいする。もとおろう。たもとおる。 「細螺しただみの、い這ひ-・り、撃ちてし止まむ/古事記
物事が思うように運ぶ。自由になる。 「口が-・らずとも、間をおいて聞かせられい/狂言・魚説経」

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

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