回・徘徊(読み)もとおり

精選版 日本国語大辞典 「回・徘徊」の意味・読み・例文・類語

もとおり もとほり【回・徘徊】

〘名〙 (動詞「もとおる(回)」の連用形名詞化)
① まわること。めぐること。
海潮音(1905)〈上田敏訳〉大饑餓「あふさきるさの徘徊(モトホリ)に、身の鬱憂を紛れむと」
② めぐり。まわり。へり。もとおし。
書紀(720)推古一一年一二月(岩崎本訓)「頂は撮(と)り摠べて嚢の如くして、縁(モトホリ)(つ)けたり」
鷹狩の鷹の足につける紐の金具。もとおし。〔十巻本和名抄(934頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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