回心・廻心(読み)えしん

精選版 日本国語大辞典 「回心・廻心」の意味・読み・例文・類語

え‐しん ヱ‥【回心・廻心】

〘名〙 仏語。仏の教えによって、悪い心を悔い改め、正しい道にはいること。改心
菅家後集(903頃)叙意一百韻「合掌帰依仏廻心習禅
平家(13C前)一〇「十悪五逆廻心すれば往生をとぐ」

かい‐しん クヮイ‥【回心・廻心】

〘名〙 キリスト教で、宗教的思想態度の明らかな変化を伴った信仰的成長キリストによる罪のゆるしと、洗礼とによって起こる心の大きな転換。→えしん
異人恐怖伝(1850)下「いづれも道理を説のみにして、廻心すべきにあらざるを以て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android