回鸞・廻鸞(読み)かいらん

精選版 日本国語大辞典 「回鸞・廻鸞」の意味・読み・例文・類語

かい‐らん クヮイ‥【回鸞・廻鸞】

〘名〙 (「鸞」は想像上の美しい鳥)
① 旋回する鸞鳥(らんちょう)。優雅な舞をたとえていう。
三国伝記(1407‐46頃か)六「歌舞を致して廻鸞の雅声に応ふ」 〔庾信‐春賦〕
筆法一つ
異制庭訓往来(14C中)「唐朝王羲之有懸針、垂露回鸞、返散、銀鈎〈略〉虎爪之八様

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android