国弘 威雄(読み)クニヒロ タケオ

20世紀日本人名事典 「国弘 威雄」の解説

国弘 威雄
クニヒロ タケオ

昭和・平成期の脚本家 日本シナリオ作家協会常務理事。



生年
昭和6(1931)年6月8日

没年
平成14(2002)年10月21日

出生地
旧満州

学歴〔年〕
柳井高中退

主な受賞名〔年〕
芸術祭賞奨励賞(テレビ部門)〔昭和36年〕「すりかえ」,ブルーリボン賞脚本賞〔昭和39年〕「幕末残酷物語」,日本シナリオ作家協会新人賞〔昭和39年〕,ギャラクシー賞〔平成2年〕「下弦の月

経歴
昭和21年引揚げ。公務員、塗装工、雑誌社、東芝労組書記局を経て、第7回新人映画シナリオコンクール入選後の32年シナリオ研究所に入所橋本忍師事東宝、日活、東映と契約後フリーとなる。平成9年自らが中心となって葫蘆島を記録する会を結成。10年終戦後の混乱期に旧満州にいた日本人が引き揚げに使った港、葫蘆島をテーマにしたドキュメンタリー映画「葫蘆島大遣返」が完成。他の代表作に映画「幕末残酷物語」(39年)「風林火山」(44年)「樺太一九四五年夏、氷雪の門」、テレビ「必殺シリーズ」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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