精選版 日本国語大辞典 「国栖・国樔」の意味・読み・例文・類語
く‐ず【国栖・国樔】
[1] 〘名〙 (「くにす(国栖)」の変化した語)
① 大化前代、各地に散在し、非農耕民的な生活様式によって大和政権から異種族と目された人々。
※古事記(712)中「此は吉野の国巣(くず)の祖ぞ」
[2]
[一] 奈良県中央部、吉野町の地名。古くから国栖舞が伝わり、特産に吉野紙がある。くにす。国主。
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